ブーケ
- 「なに?喧嘩売られる覚えは無いよ。」
- グラスランナーという種族の特徴に似合わず、クールで人間への不信感をむき出しにする彼女。
- 本来「グラスランナーらしい」性格だった彼女から明るさを奪ったのは、疑うまでも無く「人間」だった。
- 「人間なんて信用できない。」
- そう言い切る彼女は、アザーン諸島で生まれ、ミラルゴで育った。
- しかしある時、訪れた人間の部落で彼女は窃盗の『濡れ衣』を着せられ、弁明さえも許されぬまま私刑を受ける。
- 奇跡的に一命は取り留めたものの、謂われなく罪人の烙印を押された彼女は、癒えぬ傷を心に負うこととなった。
- 数ヵ月後、命の恩人であるケンタウロスの薦めで、彼女は再び、人の世に歩みだした。
以下はゲームデータ。(「ソード・ワールドRPG完全版」ルールブック準拠)
- ブーケ
- ▽技能・レベル
- 冒険者レベル3 / シーフ3、レンジャー1
- ▽種族・性別・年齢
- グラスランナー 女性 35歳
- ▽所持金
- 1300ガメル
- ▽経験点(消費済み経験点/総取得経験点)
- 300(5000/5300)
- ▽能力値
- 器用度:26(+4) 敏捷度:27(+4) 知力:12(+2)
- 筋力:2(+0) 生命力:15(+2) 精神力:23(+3)
- ▽言語
- 共通語(会話/読解)、東方語(会話/読解)
- ▽標準装備
- ジャベリン(必筋1)、クロースアーマー(必筋1)、スモールシールド(必筋1)
- ▽予備装備(むしろ暗器?)
- ブラックジャック(必筋1)、ギャロット(必筋1)、ダーツ(必筋1)15G×4
- ▽所持品
- シーフツール、手鏡、背負い袋、マント、ランタン、油×3
- 小型ハンマー、くさび×20、ロープ(30m)、水袋×1
- 保存食×10、調理器具
- ▽性格
- やや人間不信気味のグラスランナー。
- 本来は明るくお気楽な性格だったのだが、ある事件を境に人間に対して嫌悪感を抱くようになった。
- 負けず嫌いで、特に人間に馬鹿にされると根に持つ(爆)
- ▽容姿
- 赤茶色のポニーテールがトレードマークで、若草色の瞳はややたれ目気味。
- 身長102センチ、体重18キロ。(人間の5〜6歳児サイズ)
- 体格に恵まれているとはお世辞にもいえないが、しなやかな身のこなしで生き延びて、いけるといいな?(爆)
- ▽セッション履歴
- 2004-12-28 ダインGM「狂気の目覚め」
- 利益を出したい商売人も、欲に目覚めた貧しい村人も、自然を愛した過去の人間も。
- どうせみんな独りよがり。 、、、あたしも含めて。
▽背景
アザーン諸島生まれのミラルゴ育ち。
成人前に両親とは別れ、十年ほど一人でミラルゴを放浪していた。
ミラルゴで生活する数々の部族間をうろつきながら生活を続けていたが、1年ほど前、ある部族のキャンプで事件に巻き込まれる。
その夜、部族の宝物が何者かによって持ち出され、あろうことか身に覚えのないブーケの荷物からそれが見つかったのだった。
当然彼女は身の潔白を主張したが、部族の者がやるわけがないと聞き入れられず、
ついには部族の掟に従い、罪人の烙印を押された上で集団リンチを受け、縛られたまま崖から突き落とされるという謂れのない「罰」を受けた。
そうして瀕死の重傷を負った彼女は、幸運にも通りがかりのケンタウロスに拾われ、一命を取り留める。
体の傷はやがて癒えたが、烙印はしっかりと胸に残り、人間への激しい憎悪をかきたてていた。
見かねたケンタウロスは、自身の過去を彼女に語り、出会ってきた優しい人間たちの話を聞かせた。
「人間への憎しみは、お前をこの先ずっと苦しめるだろう。出会っておいで、優しい人たちに。」
彼女は恩人の勧めに従い、長年を過ごしてきたミラルゴを旅立った。
恩人の手紙を携え、冒険者の宿『月光華亭』を目指して。